9月5日、シコタン島でロシア最大の水産加工工場が稼働を開始した。同工場は最も近代的な設備を備えており、65億ルーブル(約101億ドル)の民間投資によって建設された。
工場の処理能力は1日あたり最大1000トン。新工場ではさまざまな種類の原料(スケトウダラ、マダラ、ニシン、サバ、イワシ、イカ、サンマ、副次産物)から深加工製品(切り身)を含む冷凍食品を生産することができるという。
トルトネフ氏は「(シコタン島の)事業はロシア領内に構築された。(日本側から)抗議があったことは知らなかった。誰かが抗議をするのは不思議なことだ。今後もシコタン島やクリル列島のその他の島々に新たなプロジェクトを構築する」と述べた。
日本の菅官房長官は6日、シコタン島の水産加工工場の稼働式典に関して外交ルートを通じてロシア側に抗議したことを明らかにした。
菅氏は「5日に外務省のロシア課長から在日ロシア大使館の参事官レベルに申し入れした」と述べた。日本経済新聞が報じた。
在日ロシア大使館は、日本の申し入れは受け入れられないと判断した。ロシア大使館は「南クリル列島は第二次世界大戦の結果に応じて法的根拠に基づいてロシアに属している。したがってロシア側は、その領土の社会的発展のためにあらゆる措置を講じる権利を有する」と発表した。
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