日産側は、後任のCEOの選定は指名委員会で速やかに進め、10月末をめどに決定すると発表している。
西川氏は1977年に東京大学を卒業し、日産自動車に入社。2005年より購買部門副社長を務めるとともに、南北米地域や欧州の経営会議議長を務め、世界中の様々な要職に就いた。2017年4月に社長兼最高経営責任者に就任し、 2019年6月より取締役代表執行役社長兼最高経営責任者を務めてきた。また、2006年から2016年まではルノーの取締役も務めている。
日産では、前会長のゴーン被告の不正疑惑事件を防ぐことができなかった西川 氏に責任を問う声が強まっていた上に、西川氏本人も株価連動型インセンティブ受領権(SAR)を使って、不正な報酬を受け取っていたとの非難を浴びていた。