ロシア外務省 シコタン島の工場開設に関わる日本政府の抗議を拒否

ロシア政府は、シコタン島にロシアの魚加工工場が開設されたことでの日本政府の抗議を拒否した。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官が明らかにした。
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12日の記者会見でザハロワ報道官は、シコタン島の工場開設に関わる日本政府の抗議を「外交上の方策」と呼んだ。また同報道官は、ロシアは自国領土内のあらゆる活動に対する抗議を容認しないと述べた。ザハロワ報道官は、南クリル諸島は奪うことのできないロシアの一部であると強調した。


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9月5日、シコタン島でロシア最大の水産加工工場が稼働を開始した。同工場は最も近代的な設備を備えており、65億ルーブル(約101億ドル)の民間投資によって建設された。工場の処理能力は1日あたり最大1000トン。新工場ではさまざまな種類の原料(スケトウダラ、マダラ、ニシン、サバ、イワシ、イカ、サンマ、副次産物)から深加工製品(切り身)を含む冷凍食品を生産することができるという。

9月6日、ロシアのトルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は、クリル諸島の領土内での建設工事は今後も継続していくことを表明した。

日本の菅官房長官は6日、シコタン島の水産加工工場の稼働式典に関して外交ルートを通じてロシア側に抗議したことを明らかにした。

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