イランの学者イマーン・ファラフバクシュ氏は幼児向けオムツ交換機で機械部門賞を受賞した。オムツマシーンはアメリカで特許化される。
化学部門では、5歳児が1日に分泌する唾液総量を算定した日本の研究グループが受賞した。
心理学賞はドイツのフリッツ・ストラック氏に与えられた。ストラック氏は「最初に、ペンを口の中で吸うと人は笑顔になり、その人は幸せになるということを発見したが、後になり、そうではなかった、ということを発見した」。
医学賞はシルヴァノ・ガルス氏が受賞。ガルス氏は、ピザは病気あるいは死の予防となるが、ただしそのピザはイタリア製かつイタリアで食べた場合、という理論を裏付けるデータを導いた。
オランダとトルコの学者らは、どの国の通貨が世界で最も汚いかを突き止め、経済賞を受賞した。
イグノーベル賞は専門誌「風変わりな研究の年報(Annals of Improbable Research)」により、「最初は笑わせ、そのあと考えさせる」研究に対して与えられる。受賞者にはハイパーインフレ時代の10兆ジンバブエドルが手渡される。