埼玉県は、この養豚場が飼育する全678頭の殺処分を始め、養豚場から10キロ圏内にある別の養豚場2戸の豚の移動を制限。1カ月後の終息宣言を目指し、被害の拡大防止を図る。
県によると、山梨県から12日昼にこの養豚場から出荷された豚37頭のうち4頭に異常が認められたとの連絡があった。養豚場に立ち入って遺伝子検査をしたところ、19頭から豚コレラの陽性反応が出た。
埼玉県の大野元裕知事は庁内の緊急対策本部会議後、「封じ込めを図るのが第一。そこに全力を注ぐ」と述べた。
県畜産安全課によると、県内には深谷市や熊谷市など計85戸で計約9万頭飼育されている。豚コレラは豚やイノシシに感染する伝染病で、国内では昨年9月に26年ぶりに確認された。感染経路は不明。
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