2050年までに難民は15億人増えるが、彼らがどこで庇護を求めるのかはわからない=学者

米スタンフォード大学の学者らは調査結果をもとに、気候変動が世界の不平等を悪化させると主張している。今後30年間で気候変動による「環境難民」の数が15億人増加するという。ニューヨーク・タイムズが報じた。
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スタンフォード大学の学者らが実施した調査によると、壊滅的な気候変動は、豊かな国と貧しい国の経済格差を25%増加させる。

学者が人肉を食べることを提案 気候変動対策として
貧困不安定、紛争といった、すでに存在する貧困国の問題に環境問題が加わる。

世界は2050年までに、あまりにも暑くなり、収穫量が減り、そのため食料が足りない地域からの難民たちであふれる。VICEチャンネルが伝えた。

RAICES(Refugee and Immigrant Center for Education and Legal Services)の弁護士、ジャンヴィト ・グリエコ氏は、環境難民の移動プロセスはすでに始まっているが、彼らは故郷を去った理由を正直に示すことができないと述べている。なぜなら気候変動は、国連の1951年難民の地位に関する条約に定義された難民に庇護を与える理由のリストに含まれていないからだ。

RAICESの専門家らは、気候変動による人の移動を将来的に合法化するためには、すでに現在、環境難民の正式な国際的地位を確立する必要があると呼びかけている。

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