広報は、「パトルシェフ書記と北村局長は露日安全協議を行い、安全保障分野における両国の協力について話し合った」と伝えている。
その他、戦略的安定に関する世界およびアジア太平洋地域の状況、軍備の管理についても検討された。
パトルシェフ安全保障会議書記は、モスクワと東京は平和条約締結のための環境整備をする意向だと述べた。同書記は会談後にメディアに対応し、「ええ、確かに条約は締結しなければならない。そのためには条件を整えなければならず、我々はその作業をしていく」と語った。
パトルシェフ書記によると、露日双方は理解が足りない点について協議を続け、立場を調整し、それにより相互の信頼を高めていく意向だという。
会談の冒頭、パトルシェフ書記は北村局長の就任を祝福し、露日関係は全体的に安定かつダイナミックに発展していると述べた。
パトルシェフ書記の前回の東京訪問は2018年10月。同書記は2017年12月にはモスクワで、同9月には東京で、日本の安全保障局長と会談している。2017年9月の会談時にロシア安全保障会議と日本の安全保障局との間で覚書が交わされ、定期的な会談・協議の枠組みについて取り決められた。
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