ビールの確保に必死! ラグビーW杯に向けて臨戦態勢

20日にはいよいよ日本でラグビーワールドカップ(W杯)が開幕する。観戦に訪れる外国人ファンはオーストラリアやアイルランドなど、ビール消費が多いことで知られる国ばかり。桁違いの消費が見込まれるため、関係者らはビール不足を招かないよう万全の態勢で臨む。ブルームバーグが報じた。
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大会の組織委員会によると、2015年にイングランドで開催された前大会ではスタジアムと近隣の野外ファンゾーンで190万リットルのビールが消費された。350ミリリットル缶換算で540万缶が飲み干された計算だ。同一のスタジアムで試合をした場合、ラグビーの試合はサッカーの試合と比べ、平均でビールの消費量が6倍になると組織委は算出する。

さらに、ラグビー強豪国はビール消費量が多いことでも知られる。英調査会社のユーロモニターインターナショナルによると、成人1人当たりのビール年間消費量はアイルランドが118リットル、豪州は98リットル、英国は89リットル。いずれも日本の54リットルを大きく上回る。

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観戦チケットの3分の1は外国人が購入した。組織委の試算では、大会中に約40万人の外国人が訪れ、飲食など含めた経済波及効果は約4400億円を見込む。一方、懸念されるのがビール不足。7月27日に釜石鵜住居復興スタジアム(岩手県)で開かれた日本とフィジーの試合では、会場の気温が30度を超え、ハーフタイムには会場内の一部店舗でビールが品切れになる事態となった。

英国風パブ「HUB(ハブ)」を運営する太田剛社長は、開幕戦が行われる東京スタジアム(東京都調布市)の近隣店舗で通常の7倍のビール在庫を確保する方針。大会期間中はアルバイトの採用を増やし、ビールの簡易サーバーを全店で増設して対応する。

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