ロシアは2010年までT-95プロジェクトの開発を継続したが、しかし、最終的に最新式タイプのT-14「アルマータ」を優先することから同プロジェクトを放棄した。
T-14「アルマータ」は、無人砲塔を装備したロシアの主力戦車で、いわゆる第4世代の初のタイプ。T-14の開発では、設計者らは、軽量化やステレス技術の採用、装甲の最適化といった一連の刷新を図った。
ナショナル・インタレスト誌によれば、このほかにもT-95の砲塔はより高く設計され、それによって射程距離をはるかに拡大することを可能とした。
また、「オブイェークト195」は口径152ミリメートルの機関砲を備えていたことから、これにより、おそらく、核弾薬を含めたあらゆる大砲の砲弾を発射することができた。
さらに、同誌によれば、T-95は高倍率の赤外線造影装置と光学照準器を装備していた。
また、視界の外側においても、この戦車はドローンや他の手段で発見した標的を撃破することが可能だった。
ナショナル・インタレスト誌は、「アルマータ」には「オブイェークト195」の優れた性能のいくつかが欠如しているにも関わらず、いずれにしてもT-14は今日、2010年以来テクノロジーが大きく発展する中で、依然として優位性を保っていると強調した。