英国のバーガーキング最高経営責任者のアラスデール・マードック氏は「私たちは行動を開始しました。これは正しい方向への一歩です。この一歩が競合他社の前進を促すことになれば、それは皆で一緒に良いことをすることになります」との声明を表している。
この英断で同企業はプラスチックごみを年間320トン削減できる。また、英国の全店舗に子ども向け雑誌やお菓子の付録についてくるプラスチック製おもちゃを廃棄できる回収ボックスを設置した。
回収された全てのおもちゃは、バーガーキングの店舗にあるキッズスペースの遊具へと再加工される。
バーガーキングを英断に導いたのは、英国南部サウサンプトン市に住む小学生姉妹。エラ・マキューアンさん（9）と妹のケイトリンさん（7）は、バーガーキングとマクドナルドに対してキッズメニューのプラスチック製のおもちゃ提供の廃止を求める署名活動を行ったところ、50万人の署名を集めた。これを受けてバーガーキングはプラスチック製おもちゃの提供の廃止を決定した。
マクドナルドはこのような徹底的な方針はまだ採用していないが、来月10月からはおもちゃをフルーツに、翌2020年からおもちゃを本に変更すると発表した。