フーシ派の最高政治評議会のメフディ・マシャト議長は、2014年の首都サナアの掌握を記念する演説で「サウジアラビアの領土に対するすべての攻撃の停止」を表明した。
フーシ派傘下のテレビ局アルマシラによると、同議長はサウジ側がこの措置に対して「より強固な措置で応じる」ことを望んでいると述べた。
今月14日、サウジアラビア東部にある同国の石油会社の施設が無人機10機による攻撃を受けた。世界最大規模の石油施設が攻撃を受け、13カ所で火災が発生した。サウジアラビアは攻撃はイランが行ったと断定したが、イランは関与を否定している。
最大の輸出大国であり、3大産油国の1つであるサウジアラビアは、同国の原油施設への攻撃の後、2分の1以上となる生産削減を行うことを表明。サウジアラビア主導のアラブ連合と戦うイエメンの反政府勢力「フーシ派」は、自分たちが無人機による攻撃を行ったと発表したものの、 サウジアラビアはイランによる攻撃説を曲げていない。また、米国のマイク・ポンペオ国務長官は、イエメンの攻撃を証明するものはなにもないことを明らかにし、イランを非難した。
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