米軍の追加中東派兵は中規模=米海兵隊大将

サウジアラビアへの空爆を受けて米軍が中東に行う追加派兵は中規模になる見込み。米統合参謀本部のジョセフ・F・ダンフォード海兵隊大将が記者会見で明らかにした。
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ダンフォード海兵隊大将によれば、追加派兵は中規模になる見込み。詳細は翌週に発表するとしたが、「数千人規模にはならない」、と補足した。

また、エスパー米国防長官によれば、新たに派遣されるのは主に対ミサイル防衛の部隊が中心になる模様。今後も米国側は追加派兵を予定しており、今回の処置は「イランの暴力」に抵抗する第一弾に過ぎないとエスパー国防長官は強調した。このように、中東における軍事的プレゼンスを高めることで米国はイランを交渉のテーブルに就かせようとしている。


今月14日、サウジアラビア東部にある同国の石油会社の施設が無人機10機による攻撃を受けた。世界最大規模の石油施設が攻撃を受け、13カ所で火災が発生した。サウジアラビアは攻撃はイランが行ったと断定したが、イランは関与を否定している。

最大の輸出大国であり、3大産油国の1つであるサウジアラビアは、同国の原油施設への攻撃の後、2分の1以上となる生産削減を行うことを表明。サウジアラビア主導のアラブ連合と戦うイエメンの反政府勢力「フーシ派」は、自分たちが無人機による攻撃を行ったと発表したものの、 サウジアラビアはイランによる攻撃説を曲げていない。また、米国のマイク・ポンペオ国務長官は、イエメンの攻撃を証明するものはなにもないことを明らかにし、イランを非難した。

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