文大統領は北朝鮮との関係に多くの時間を割き、今年6月にトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長が板門店で会談したことについて、「新しい平和時代の本格的な始まりを宣言した。両首脳がさらに一歩、大きく進むことを願う」と述べた。
そして、朝鮮半島に平和を定着させるため南北がともに繁栄することが必要だと強調し、南北間の非武装地帯を国際的な平和地帯にすることを提案し、世界遺産への登録を目指す考えを明らかにした。
一方で、文大統領は、「東アジアは侵略と植民地支配の痛みを乗り越えてきた。過去に対する真摯な反省の上に自由で公正な貿易の価値を守るとき、われわれはさらに発展できる」と述べたほか、「韓国は、隣国をパートナーと考えてともに協力する」と強調した。
文大統領は、日本を直接批判することは避けたものの、一部の韓国メディアは、「両国の対立が続くなか、日本に対するメッセージ」との見方を伝えている。
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