全日空などによれば、26日の午前7時過ぎ、 全日空機が発着する空港国内線南ターミナルの保安検査場で、 職員がエックス線検査などで刃物のようなものに気がついたが、 所有していた利用者を通過させてしまったという。全日空は、 すでに搭乗していた乗客を降ろし、保安検査をやり直したが、 そのため保安検査場やロビーが多くの乗客であふれ、 騒然となった。
このトラブルの影響で、 午後正午過ぎの段階で伊丹空港を発着する全日空機を中心に24便 が欠航したのをはじめ、多くの便で遅れが生じている。
ラグビー・ワールドカップの日本開催もあり、国交省は9月13日 から国内の全空港に保安検査の強化を求めていた。 大阪府警によると、ケガ人などは確認されていない。航空法では、 刃物など危険物の機内への持ち込みは原則禁止となっている。