アサンジ氏を監視していたスペインの警備会社、CIAに情報を渡す=マスコミ

内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ氏がロンドンのエクアドル大使館で庇護されている間、同氏を24時間体制で監視していたスペインの民間警備会社は、取得した情報を米中央情報局(CIA)に渡した。エル・パイス紙が、裁判資料を引用して報じた。
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誰がアサンジ氏を監視していたのか?

先にエル・パイス紙は、2012年から2018年にかけてエクアドル大使館の警備を受け持っていたスペインの民間警備会社「アンダーカバー・グローバル・S. L.」の社員らが、アサンジ氏の弁護士や支援者らをはじめとしたアサンジ氏に関する「すべての可能な情報」の収集を行っていたと報じた。

特に、アサンジ氏が自身の擁護戦略について話し合った弁護士や訪問者との多数の面会をカメラが撮影していたという。

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その他にもこの方法で、カモフラージュしてアサンジ氏を大使館から連れ出し、ロシアまたはキューバに届けることを目的としたアサンジ氏のチームの複数の秘密の計画も入手されたという。


トップに立つのは誰なのか? CIAとどんな関係があるのか?

エル・パイス紙によると、民間警備会社「アンダーカバー・グローバル・S.L」のオーナー、ダヴィッド・モラレス氏(スペイン海兵隊の特殊部隊に勤務していた元軍人)は、CIAなどの米情報機関に音声や動画の資料を渡したとみられており、これを受けてスペインではモラレス氏に対する司法調査が開始された。

報道によると、アサンジ氏に対する監視は、レニン・モレノ氏がエクアドル大統領に就任後、強化された。


「アサンジ事件」

2010年にスウェーデンでセクハラ及び性的暴行の容疑がかけられたアサンジ氏は、 スウェーデンへの引き渡しを恐れて2012年6月からロンドンにあるエクアドル大使館に身を寄せていたが、2019年4月11日、米国の要請に基づき身柄を拘束された

ロンドンの裁判所はアサンジ氏に対し、保釈条件違反の罪で禁錮11カ月の判決を言い渡した。

米国当局は5月下旬、スパイ活動及び機密情報開示に関する17件の法律違反でアサンジ氏を追起訴した。

先に、アサンジ氏はコンピューターハッキング共謀の罪で起訴された。

米国に身柄が引き渡された場合、アサンジ氏は長期間の禁錮刑を言い渡される可能性がある。

英国の裁判所は、来年初めにアサンジ氏の身柄を米国に引き渡すかどうかの審理を行う見通し。

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