フランス人女性の台所で、ルネサンス初期の失われた傑作が見つかる

パリ郊外のコンピエーニュに住む女性の台所から、ルネサンス初期の傑作で、永遠に失われたと考えられていたフィレンツェで活躍した画家チマブーエの絵が見つかった。ガーディアン紙が報じた。
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90歳のフランス人女性は、コンピエーニュの自宅を売却しようとしたとき、台所のコンロの上に長い間飾られていた「古い宗教画」の価格を遂に知ることとなった。

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女性が宗教画だと思っていたのは、失われたと考えられていた13世紀のイタリアの画家チマブーエの絵だった。

これはチマブーエが1280年代に描いたキリストの受難と磔をテーマにした8枚からなる作品の1枚だった。

フランスの芸術学者エリック・テュルカン氏は、見つかった絵が本物であることに疑いを抱いていない。絵は現在、ルネサンス初期の巨匠の1人、チマブーエの作品であることを最終的に確認する赤外線を用いた鑑定に出されている。

見つかった13世紀の絵は、10月27日にフランスで行われる競売に出品される。落札価格は600万ユーロ(約7億800万ユーロ)に達する可能性があるとみられている。

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