集会の主催者はロシア・リバタリアン党の代表者たち。内務省が発表した公式情報によると、集会には約2万人が参加している。
モスクワで開かれたデモ集会
モスクワでは今年7月から8月にかけて、モスクワ市議会選挙の立候補登録を拒否された出馬予定者たちを支持する無許可のデモが複数開かれた。デモが開かれた原因やデモの詳細は、スプートニクのデモをテーマにしたコーナーでお読みいただけます。
公式情報によると、警察はデモ集会において様々な違反で合わせて約1700人を拘束した。
捜査委員会は、大規模な暴動や当局者への攻撃を刑事事件として立件した。
集会の参加者たちは誰の釈放を求めているのか?
集会の参加者たちは、夏のデモに参加して逮捕された多くの人々は不当な判決を受けていると考えている。集会の参加者たちは、まさに彼らの釈放を求めている。
パーヴェル・ウスチノフ事件
最も大きな反響を呼んだ事件の一つが、俳優パーヴェル・ウスチノフ被告の事件だ。ウスチノフ被告は8月3日、モスクワで行われた無許可の集会に参加した際に、自分を取り押さえた特別任務機動隊(略称「オモン」)の職員に対し、暴力をふるったとして、裁判にかけられた。ウスチノフ被告自身は、都心には友人に会うために出てきたのであり、拘束された際に抵抗はしていないと主張。
ウスチノフ被告の友人、同僚らも判決は重すぎると異議を唱え、公開された拘束の瞬間をとらえたビデオではウスチノフ被告は法に違反した態度は一切とっていないと主張した。ウスチノフ被告を支持するフラッシュモブや個人によるピケッティングが行われ、ウスチノフ被告は保釈された。
保釈されたウスチノフ被告はビデオ・メッセージを発表し、拘留されているデモ関係者の家族に寄り添う姿勢を示した。コメントの中でウスチノフ容疑者は、「みんなが私と同じように、自宅に戻り、そして家族や友人と再会できることを願う」とし、釈放を待つ家族に「がんばれ」と呼びかけた。
先にロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、モスクワ市議会選挙をめぐるモスクワでの抗議行動は、政治危機を示すものではないと考えていると発表した。