英国紙「サンデー・タイムズ」のコラムニストであるエドワーズ氏が自身が所有する20年前の事件データを明らかにした。資料の中でエドワーズ氏は、すべては「90年代の終わりまたは2000年代のはじめ」に一緒に食事をした際に起こったと指摘した。そのときエドワーズ氏はまだ20代前半で、ボリス・ジョンソン氏は30歳を超えたくらいだった。エドワーズ氏は、「テーブルの下で私は自分の太腿のあたりにジョンソン氏の手があるのを感じた。彼が強く押さえつけていた」と述べ、さらに彼の手が上の方に動いたと記した。
エドワーズ氏は、当然、抵抗したかったが、しかし、すべては仕事上の会談の際に起こったことだったので、彼女はじっと黙っていたと強調した。ジョンソン氏をはさんで反対側に座っていた女性も、ジョンソン氏は同じような行為を行ったと、その後エドワーズ氏に語った。
首相報道官は、ジョンソン首相に対する非難について、「そうした事実は存在しない」と語ったと、サイト「ビジネスインサイダー」が報じている。
英紙「ガーディアン」は、こうしたマスコミの情報に首相自身激怒したと報じた。同氏の代理人は、この事件について「馬鹿げた愚かなもの」と強調した。
1999年から2005年にかけジョンソン首相は雑誌『スペクテイター』の編集長を務めた。
大規模なセクハラ告発
過去2年間で、大勢の俳優、政治家、ジャーナリスト、その他の著名人がセクハラで告発された。ハリウッドではセクハラ・スキャンダルが俳優ケビン・スペイシー氏のキャリアを事実上、終わらせた。またハリウッドの俳優たちの間では、著名なプロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが複数の女性にセクハラや性暴力をしたと告発された後に始まったセクハラ被害を訴えるMeToo運動などが人気となった。