香港デモ 実弾が当たったのは高校生 重体

香港で警察が発砲した実弾が当たった抗議活動の参加者は、高校生だった。サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。
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先にマスコミは、香港で警察が抗議活動の参加者に向けて実弾を発砲し、けが人が病院に搬送されたと報じた。

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香港電台によると、現地時間16時頃(日本時間17時頃)、九竜半島のセン湾で警察が発砲した実弾が抗議活動の参加者に命中した。

サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、けがをしたのは高校2年の男子生徒。この生徒は16歳前後とみられる。

男子生徒の友人の女性はサウスチャイナ・モーニング・ポストに、男子生徒はプリンセスマーガレット病院に搬送され、重体だと語った。

現在、男子生徒の手術が行われているという。

病院には男子生徒の親のほか、アドバイスを提供するために弁護士2人が到着した。

先に、香港の警察とジャーナリストが、反政府デモ隊が使用した腐食性の液体で火傷をしたと報じられた。


香港デモ

香港では、中国の法律に違反している疑いのある人物や指名手配されている犯罪人を香港から中国本土に引き渡すメカニズムの確立を目的とした法案に反対する大規模な抗議デモが数カ月前から続いている。

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は世論の圧力を受け、同法案を議題から外すことを発表したが反政府デモはおさまらず、数十万人が街頭に出て反対の意志を示している。

ここ数週間、抗議デモではデモ隊と警察の激しい衝突が起こっている。抗議デモは市内のさまざまな場所で行われており、参加者らは公共交通機関を妨害したり、複数の道路を封鎖した。

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