報道によると、2020年の応募作品数は今までの記録を更新するとみられている。昨2018年は87本、一昨年の2017年は92本の外国語作品がノミネートされた。
今回はソ・ガンホ監督の(韓国)『パラサイト 半地下の家族』とペドロ・アルモドバル監督(スペイン)の『痛みと栄光(英訳:Pain and Glory)』が受賞のチャンスが大きいとみられている。
この2作品は今年5月に行われた第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。『痛みと栄光』に出演の俳優アントニオ・バンデラスさんもカンヌ祭で男優賞受賞の受賞しており、こちらもアカデミー賞でも注目されると予想されている。
アカデミー国際長編映画賞部門の日本代表作品は、今年7月19日に公開された新海誠監督の『天気の子』。この作品のロシアでのプレミア上映予定は10月31日。
ロシア代表作品は、今年のカンヌ国際映画祭で「ある視点監督賞」を受賞したカンテミール・バラゴフ監督(28)の戦争映画『のっぽ』。『のっぽ』は、第二次世界大戦後の荒廃したレニングラードに戻り、穏やかな新生活を始めようと勤しむ2人の若い女性を描いた物語だ。