先にイラク人権監視団体のムスタファ・サードゥン所長は、同国で発生しているデモ活動の犠牲者は50人、負傷者は1936人に達したと語っていた。デモ活動はイラクの首都バグダッドで10月1日に始まり、翌日には首都のほか、地方都市にも拡散した。デモ発生を受け、隣国イランはイラクとの間にある2つの国境検問所を閉鎖した。
デモの参加者らは政権交代に加え、生活環境や教育、社会保障、就労環境の改善、そして汚職の撲滅を訴えている。
これに対し、イラク政府はバグダッドやその他の都市でインターネットへのアクセスを完全に遮断し、デモ活動の鎮静化を図った。加えて、政府は外出禁止令を発動したものの、デモ活動に収束の気配はない。
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