アレクサンドラ・トルソワ選手とアリーナ・ザギトワ選手は、確実な演技で欧州チームの優勝に貢献した。男子シングルが終了した時点で欧州チームは全体の3位で、その時点で2位の日本チームとは22.67点、同首位の北米チームとは57.68点の差があった。トルソワ選手とザギトワ選手はそれぞれ1位2位となる演技を見せ、欧州チームを首位に引き上げた。
トルソワ選手は、4S(サルコウ)、4Lz(ルッツ)、4T-3T(トウループ)、4T+オイラー+3S(サルコウ)という、1つのプログラムで4回転ジャンプを4本跳び、歴史に名を刻んだ。トルソワ選手のフリー得点は160.53点だった。
最終結果は、欧州が614.73点で、日本(2位、602.16点)と北米(593.42点)を上回り優勝。
ジャパンオープンは2006年からチーム対抗戦形式で行われており、シングル選手がフリー演技のみを披露し、全得点の合計で争われる。欧州チームは4度目の優勝(2009年、2014年、2017年)。最も優勝回数が多いのが日本チームで9回、北米チームの優勝は2011年のみ。