2006年から2015年までに、グリーンランドでは毎年2800億トンの氷が、南極では1550億トンが、それ以外の氷河では2200億トンの氷が溶けてなくなった。このような急速な氷解は、次の四半世紀の気候を脅かすと考えられるため、迅速な対応が求められている。9月17日から始まった第74回国際連合総会では、専門家らが地球温暖化を遅らせるための必要な対策として、「温室効果ガスの排出削減」「エネルギー産業への補助金削減」「化石燃料から再生可能エネルギーへの移行」を挙げた。また9月25日、77ヶ国が2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにすると約束した。