安倍首相、「北方領土は日本が主権を有する島々」

安倍首相の所信表明演説に対する代表質問が8日、衆院本会議で行われた。安倍首相は露日平和条約交渉について質問を受け、南クリル諸島(日本名:北方4島)は日本が主権を有する島々であり、政府としてこの立場に変わりはないと述べた。
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安倍首相は日露平和条約交渉について質問を受け、元島民の気持ちに寄り添いながらロシアとの交渉を進めていると述べ、航空機による元島民の墓参が3年連続で実現され、今年はこれまで何年も訪問できなかった場所にも訪れることができ、南クリルにおける露日共同経済活動においてもパイロットプロジェクトが始動したなどの具体的な事柄を挙げ、南クリルでは両国のこれまでにない協力が実現していると強調した。

また安倍首相は「北方領土は我が国が主権を有する島々だ。政府としてこの立場に変わりはなく、平和条約交渉の対象は4島の帰属の問題であるというのが日本側の一貫した立場である。北方領土に対する我が国の主張は、基本ラインを大きく後退させたとの指摘はまったく当たらない」と述べた。

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