シリアに展開する米軍部隊は7日、同国北東部から撤収を開始した。これを受けて、トルコはシリア北部に「安全地帯」を設置すべく、少数派民族クルド人勢力を同地域から排除することを目的とした軍事作戦に動いている。
こうしたなか、米共和党議員らはトルコによるシリア侵攻計画、およびエルドアン大統領が非自由主義的な振る舞いを強めていることに警戒を強めている。トランプ政権で国連大使を務めたニッキー・ヘイリー氏はトルコに批判的なツイートを投稿し、「#TurkeyIsNotOurFriend」(トルコはわれわれの友人ではない)のハッシュタグを付けた。
一方、トランプ大統領はエルドアン大統領が11月13日にワシントンを訪れるとツイート。米国の最新鋭ステルス戦闘機F35の鋼鉄フレームをトルコが製造しているとも述べた。
エルドアン大統領が米国の反対を押し切り、ロシア製の地対空ミサイルシステムを購入したことから、米国防省はF35の共同開発計画からトルコを段階的に排除する決定を行ったが、トランプ大統領はその件には触れなかった。
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