この声明では、アメリカの国連通常予算に対する債務はすでに10億ドルを超えており、数年に渡り支払い義務を怠っていると指摘されている。「明らかにワシントンは国連の活動を妨害しようとしている」と声明には綴られている。
ロシア外務省は、ロシアは期限内に支払い義務を順守しており、他国に規律を守るよう呼び掛けていることを強調した。
国連は資金不足
以前、AFP通信は、国連のアントニオ・グテーレス事務総長の書簡を引用し、国連は総額2億3千万ドルの赤字に陥っており、10月末には資金が尽きるおそれがあると報道した。その際、ある国連代表は、以前、グテーレス事務総長が、キャッシュフローの問題を避けるために加盟国に納入額を増やすよう依頼したが拒否されたとAFP通信に語った。
これに対して、アメリカのトランプ大統領は、国連は「アメリカに対してだけではなく」、すべての国に支払いを要求しなければならないと反応した。