「放射線」列車がドイツからモスクワに到着 放射線源はがん患者の可能性

ベルリン(ドイツ)発モスクワ(ロシア)行き旅客列車の中で、立ち入った国境警備員が基準値を数倍超える放射線量を確認した。7日にロシア国内メディアが一斉に報じた。旅客列車はモスクワ時間午後8時にモスクワに到着し、専門家らが直ちに車両の検査を始めた。乗客は全員避難し、駅のプラットホームは警察によって閉鎖された。専門家によると、この旅客列車に放射性同位元素によるがん治療を受けた乗客が乗っていたことが原因かもしれないとしている。
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取材に応じた関係者は、「5両目の2等車両(4人部屋)の車いす利用者エリアでガンマ線の放射線量が毎時2.2マイクロシーベルトを超えた値を示した」と明らかにした。また、近隣住民への影響はないという。

上記関係者によると、検出された線量は許容値の3倍。安全な線量は毎時0.6マイクロシーベルトとされている。

ベラルーシ駅(モスクワ)に到着したベルリン発モスクワ着の14号列車には、計102名の乗客が乗っていた。これらの乗客に生命や健康への危険はないという。

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