ゲーム依存症は専門クリニックで治療 英国

英国の国民保健サービスは、インターネットゲームに依存している13~25歳の患者を治療するために、専門リハビリテーションクリニックを開業する。クリニックには臨床心理士、心理療法士、精神科医が勤務する。患者は外来でも、スカイプでも診療を受けることができる。英ガーディアン紙が報じた。
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昨2018年、WHO(世界保健機構)が初めて「ゲーム依存症」を病気と認めた。これを受けて英国の医師らは、コンピューターゲームに依存している子どもたちや若者を治療するためにクリニックを設立することに決めた。最初の患者を受け入れるのは11月の予定だという。

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報道によると、このクリニック院長であるヘンリエッタ・ボウデン・ジョーンズ博士によると、「ゲーム依存症」は、その患者にとっても、身近な人がこの依存症と戦っているのに全く助けることができないと感じている人にとっても深刻な問題だという。コンピューターゲームへの依存は精神疾患や作業能力の喪失、社会からの孤立につながるため、決して軽視できない問題だ。

英国の医師らは、コンピューターゲームの開発と販売で莫大な利益を得ている企業に対し、オンラインゲームに熱中しすぎて苦しんでいる人々に精神的治療とリハビリを行う英国国民保健サービスに財政的支援をするように求めた。

世界中の国々が、コンピューターゲームとインターネット依存の高まりに対処しようと努力している。たとえば韓国では、16歳未満の子どもは深夜12時から朝の6時までオンラインゲームの利用が禁止されている。中国では、モバイルゲーム企業の大株主を務める中国企業テンセントが、子どもに最も人気のあるゲームのプレイ時間を制限している。

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