メルケル独首相の後継者 クリミアのロシア再統合に関する自身の立場を明らかに

ドイツ与党のキリスト教民主同盟(CDU)党首、アングレード・クランプカレンバウアー国防相は、同国南部ザールブリュッケン市で行われたCDUの青年同盟(CDU青年部)の会議で、クリミアのロシア再統合に関する自身の立場を明らかにした。
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クランプカレンバウアー国防相は、ドイツはロシアとの善隣関係を築こうとしているが、クリミア半島情勢では国際法に違反する兆候がみられると指摘した。国防相は「ドイツは黙っていられない。違反は依然として違反であり、私たちはそれを違反と呼ぶべきだ」と発言した。

今年7月、ドイツのメルケル首相は、式典で体が震える発作に何度か襲われた。その後、CDUの党員らは、メルケル首相は辞任する必要があるかもしれないとの見方が党内で高まっていると伝えた。またこの議論は、クランプカレンバウアー国防相の支持者などが支持しているとされた。国防相の支持者らは、メルケル首相が自身の後継者に行動するための十分な自由を与えていないと考えている。

昨年12月、クランプカレンバウアー氏は、18年間CDU党首を務めたメルケル首相に代わって党首に就任した。

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