中国の航空機メーカー 軍事用「空飛ぶ円盤」を提示【写真】

中国の天津市で開会されたヘリコプター展示会「チャイナ・ヘリコプター・エキシビジョン2019」に、ちょっと変わった展示品が出展された。その飛行機はまるで未確認飛行物体(UFO)のよう。この飛行機は中国のエンジニアたちによって開発された高速飛行ヘリコプターで、宇宙人とはなんらかかわりがない。
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形が通常と違う理由はなぜ

中国のエンジニアたちは、新しいヘリコプターの形が通常と違うのは、この機をスピードアップさせるためだと説明する。「スーパーグレイトホワイトシャーク」と名付けられたこの飛行機は、最高時速650キロというヘリコプターとしては異例のスピードで飛行することが可能。


「スーパーグレイトホワイトシャーク」のさらなる機能とは

新型ヘリコプターに搭乗できるのは2人。

開発者らは、スーパーグレイトホワイトシャークは相当量の積載が可能で、また、さまざまな軍事ミッションを遂行することができると主張。

しかし、今のところ誰もスーパーグレイトホワイトシャークが離陸したところを確認していない。


かつてこうしたタイプの航空機は存在したか

「空飛ぶ円盤」タイプの飛行機はかつて米国とドイツ、旧ソ連で開発が試みられた。

1980年代にロシアで「飛行翼」タイプのEKIPの開発が行われた。その形状は円盤状で、着陸用装置の代りにエアークッションが備えられていた。

​EKIPの飛行高度は10キロに達し、速度は時速610キロ。また、同機はホバークラフトタイプで地上や水上を飛行した。旧ソ連の崩壊後、外国の専門家らに「ロシアのUFO」プロジェクトと呼ばれたEKIPは、その後、財政難から実現されることはなかった。

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