香港市民に対し、警察官居住区への立ち入り禁止

香港の裁判所は市民に対し、警察官とその家族が住む地区への立ち入り禁止を命じた。香港行政府のウエブサイトで告知されている。
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裁判所がこの禁止令に至ったのは、香港の警察職員の安全を確保するため。今後、香港住民は許可なしに、警察職員居住区に立ち入ることはできない。

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また条例では、道路・横断歩道・歩道を閉鎖すること、警察職員とその家族の自宅への出入りを妨げることは禁止されている。そのほか住民に対して正式に、警察職員の住居をプロジェクターやレーザーで照らすことも禁止されている。

今回の声明では、今年8月以降、デモの群衆が警察官居住区を包囲し、襲撃する事実が見られたこと、また警察職員とその家族への暴力の度合いが増していることが強調されている。デモ参加者は「モロトフカクテル」(火炎瓶)の使用に走ることもあり、カラースプレー缶や各種重量体を警察官居住区に投げ込む事件が頻繁に起きていた。

香港では、引き渡し条例の審議によって生じた大規模な抗議デモが6月初旬から始まった。先に香港の野党は10月1日に大規模なデモ行進を行う計画だったが、許可が下りなかった。だがこれも抗議者たちを止めることはできなかった。

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