フェイスブックの暗号通貨 2020年にリリースされず

2020年に予定されるフェイスブックの暗号通貨「リブラ」がリリースされそうもない。英紙「フィナンシャル・タイムズ」が報じた。
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同社によれば、各国の規制によりすでにプロジェクトの実行期限について言及することが確実にできなくなっている。リブラ副代表ダンテ・ディスパルタ氏は、「もし我われが技術的な点で準備ができたとしても、規制問題がもっとも大きな不安材料となる」とタイムズ紙に語った。「我われは規制当局から必要な許可を得なければならず、そのプロセスはおそらく予定された期間では間に合わない」。

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そのほかにもフェイスブックの暗号通貨は賛同者を急速に失っている。当初、プロジェクトに同調した28社のうち、すでに7社が手を引いた。10月14日、リブラ協会からの脱退についてホテル予約サービスのブッキング・コムが表明。それ以前にもEBayやストライプ、マスターカード、ビザ、ペイパル、メルカード・パゴといった企業が脱退している。

フェイスブックが仮想通貨リブラのリリースを発表したのは今年6月。本企画は、現在金融サービスを受けられない人々を対象に、ベーシックな金融サービスを提供する試みとして位置づけられていた。


リブラについて知られていることは?

リブラは、スイスの財団とフェイスブックが率いる企業からなるコンソーシアムによって開発および管理されている暗号通貨だ。世界レベルでのリブラの発行開始は2020年上半期で、2019年末にテストが開始される。

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