木製の棺はエル・アサシフ古墳で発見された。同古墳はナイル川西部に位置し、エジプトの古代都市の1つであるテーベと隣接している。現在そこには現代都市ルクソールがある。テーベはナイル川の右岸に建設され、左岸には「王家の谷」を含む古墳が存在した。そこにはファラオや高官たち、貴族の代表らが埋葬された。現在、王家の谷にはファラオの63古墳が確認されている。
発見された棺は、大きな古墳の2つの階に配置され、まるで「古代エジプト人らが最近埋葬した」みたいに、保存状態がいいという。また棺には塗料や版画が確認されている。
エジプト考古学博物館では、今年は大変貴重な発見がされた年となるかもしれないと考えている。