NHKによると、先週末に日本を通過した台風19号「ハギビス」により広範囲で甚大な被害が発生したため、日本政府は被災地への対応に万全を期すため、今月22日に予定されていた祝賀パレード「祝賀御列の儀」を延期する方向で調整に入った。
菅官房長官は15日の記者会見で、10月22日に予定されている「即位礼正殿の儀」は、台風の影響で延期にはならないと発表した。
非常に強い勢力の台風19号は、12日と13日に日本列島を通過、最大風速40m/sの猛烈な風が吹き、暴風、大雨をもたらした。複数の地域では、2日間で1.5カ月から2カ月分の雨が降った。福島県、宮城県、神奈川県、栃木県、埼玉県、長野県、静岡県で特に大きな被害が出た。台風により77人が死亡、10人が行方不明、346人が負傷した。被災地では自衛隊、消防、警察11万人が活動にあたっている。