台風19号で北陸新幹線120車両浸水 廃車のおそれ 被害額300億円超

JR東日本によると、台風19号の影響で北陸新幹線の120車両が浸水した。廃車を余儀なくされる可能性があるという。これは北陸新幹線の全体の3分の1に相当する。
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車両の下部に装備されている機器は防水構造になっているが、長時間水に浸かった車両が安全に走行できるかどうかは不明。

工学院大学の高木亮教授によると、浸水した車両はモーターを制御して速度の調整を行う装置など新幹線の主要部が損害を受けた可能性があるほか、新しい車両を製造した方が損傷部をすべて取りかえるよりも時間がかからない。

北陸新幹線1両を製造するのに3億円の費用がかかる。また、全120車両が廃車になれば、被害額は300億円を超える。

北陸新幹線は1、2週間後には全面再開する見通し。一方、運行本数は通常の5~6割になる見込み。

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