末期癌のカナダ人少女 選挙参加訴える「投票へ行って」

10月21日に総選挙が行われるカナダでは、末期癌で余命数か月を宣告された18歳の少女がベッドの上から人生初となる投票を行った。少女は他の有権者たちにも投票へ行くよう訴えている。AFP通信が報じた。
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マディソン・イェットマンさんはSNSに投稿した動画に「私にとってこれが変化をもたらす最後のチャンス」とメッセージを添え、「この動画を多くの人と共有し、投票へ行ってほしい」と呼び掛けた。

イェットマンさんは病院患者たちのために用意された期日前投票に参加。動画の中でイェットマンさんは「寝たきりで本当に限られた時間しかありませんが、それでも人生初の一票を投じました」と書かれたメッセージを掲げ、「私に投票できる時間があるのなら、あなたにもあるはず」と声にした。

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動画は大きな反響を呼び、トルドー首相はツイッターへの投稿で「投票がいかに大切か、改めて気付かせてくれた」と謝意を表した。

親族によるとイェットマンさんは10代前半から政治に強い関心を持ち、選挙に参加できることを楽しみにしていたという。

イェットマンさんは10月6日、原因不明の痛みを体に感じて病院を訪れたところ、末期癌と診断された。その後、数時間ほどで歩くこともできなくなったという。

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