AIIBの金立群総裁はワシントンで開かれたセミナーに出席し、貿易摩擦で中国経済の成長が阻害されれば、対中貿易で黒字を出している一部アジア諸国の輸出に悪影響が出る恐れがあると発言した。
また、輸出による収入をインフラ計画や債務返済の財源とする国々にとっては、債務の持続可能性にも直接的な影響が及ぶと指摘。そのうえで「われわれは部分的ではなく完全な解決策を求めている」と述べた。
トランプ米大統領は11日、米中が「第1段階」の通商合意に達したと発表し、10日から2日間の日程で行われていた両国の閣僚級通商協議が部分合意に達したことを明らかにした。
中国と米国は貿易を巡る対立を取り除くために数か月前から緊迫した協議を行っている。前回の12回目のラウンドは上海で7月30～31日に行われた。
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