今年の「世界で最も影響力のある女性100人」に日本人女性2人

英BBC放送は、今年の「世界で最も影響力のある女性100人」を発表した。BBCは、大勢の中から選ばれた100人の女性は「もし女性が世界を指導したら2030年までに世界はどうなるかを想像させる」と述べている。100人の女性の中には2人の日本人が含まれている。この2人とは一体誰なのか?
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100人に選ばれた女性の多くはあまり知られていないかもしれない。しかし、BBCは、彼女らの活動とその運命には、社会の発展における現代の傾向がはっきりと現れた、と主張している。


フェミニズムの日本人リーダー

BBCの今年の「100人の女性」に入った石川優実さん(32)は、女性にハイヒールを毎日8時間履くこと義務付ける職場の服装規定の撤廃を求める抗議運動を主導した。

今年1月、石川さんはツイッターで、女性差別に憤慨し、仕事中にハイヒールを履かなければならないことに苦しんでいるとつぶやいた。ここから全てが始まった。

石川さんの投稿はとても大きな反響を呼んだ。この投稿に女性たちはハイヒールをずっと履いていたせいで足と背中が痛いという不満をコメントし、足にできた魚の目の写真を掲載した。こうして日本のフェミニズム運動#KuToo(「靴」と「苦痛」を掛け合わせた造語)が生まれ、石川優実さんがそのリーダーとなった。


今年の「100人の女性」リストに入った2人目の日本人女性は、今日和さん(こん・ひより、21)。今さんは、女性が土俵に上がることのできない伝統がある日本で、女性力士として活躍している。昨2018年、今さんを描いた映画「リトル・ミス・スモウ(小さな女相撲取り)」が制作され、国際的に高い評価を受けた。

この映画では、女性にも男性と同じ権利を与えられるように相撲のルールを変えようとする今さんの戦いを描いている。

今さんは、いつか相撲がオリンピック競技になることを夢見ており、五輪メダル獲得に向けて戦う準備ができているという。


なお、13日に大阪で行われたアマチュアの世界相撲選手権では、団体戦で男女ともロシアが1位、日本は2位となった。また、無差別級では今さんが2位に入った。


今年の「世界で最も影響力のある女性100人」には、ロシアから野党政治家のリュボーフィ・ソボルさんが選ばれた。

今年の「100人の女性」最年少は、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16)さんだった。

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