クルチコフ副大臣は、「この問題は毎年損失が拡大しているだけに解決が必要だ。とても深刻な規模だ。温暖化によって石油施設のパイプが爆発し、杭が崩壊している。我われはこの事を軽視することはできない。それは直接経済の発展に影響するためだ」と語った。
専門家らは、2050年までに気温の上昇が永久凍土地域のすべての基礎構造の20%に悪影響を及ぼすと予想している。このことによるロシア経済の損失は、840億ドル(9兆円)、またはGDPの7.5%に達すると見込まれる。
また、ブルームバーグは、クルチコフ副大臣によれば、ロシアの指導部は本腰を入れて温暖化対策の問題に対応していると指摘した。