2019年の夏に野党・労働党の議員らは中絶と同性婚に関する改正法案を下院に提出した。北アイルランドでは2017年1月、勢力を分け合う二大政党、民主統一党とシン・フェイン党の対立により自治政府が崩壊。数回の協議を経ても双方の溝は埋まっていない。
両党が政府発足に向けて合意に達しなかったため、現地時間で22日午前0時、今回の改正法案が適用されることとなった。
労働党を率いるレジェミー・コービン党首はツイッターに投稿し、「これで北アイルランドの女性も安全に人工妊娠中絶する機会を得たほか、同性婚も認められることとなった」とコメントした。