金正恩委員長、金剛山の韓国側施設の撤去を指示

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、同国の景勝地・金剛山にある南北協力事業の一環で韓国側が建設した施設の撤去を指示した。北朝鮮の朝鮮中央通信が報じた。
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北朝鮮が批判 米国は気に入らない国に対して制裁を利用している
金委員長は、かつて韓国の観光客を積極的に受け入れていた金剛山観光地区を視察し、一連の施設について、建設現場あるいは被災地の「仮設住宅」のようだと批判した。

金氏は特に韓国が建設した施設について「見るだけで気分が悪い」とし、韓国側と協議した後で撤去し、そこに独自の現代的な施設を建設する必要があると述べた。

金氏はこの決定について、金剛山は南北の文化遺産であるだけでなく、「南北関係の象徴かつ縮図であるため、北南関係の発展がなければ金剛山での観光も行われない」と説明した。

昨年、南北首脳は平壌で開城工業団地と金観山観光事業を正常化することで合意したが、制裁が続いているためどちらのプロジェクトも進展していない。北朝鮮は韓国に対し、「米国のことを気にせずに」協力を再開するよう繰り返し求めた。

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