ウォロディミル・ゼレンスキー大統領とエレーナ夫人は、日本の徳仁天皇が内外に即位を宣明する「即位礼正殿の儀」に出席した。この儀式にウクライナのファーストレディーは、レモン色のドレスで出席し、同じ色合いの手袋を使用した。
ゼレンスキー大統領の公式アカウントに投稿された画像を見たフォロワーらは、今回のような儀式でこうした色合いの服装が許されるのは天皇家の家族だけだとして、エレーナ夫人は天皇陛下への敬意が足りないと非難した。
著名な歴史学者で日本学研究者であるアレキサンドル・メシェリャコフ氏は、こうした状況についてコメントし、レモン色のドレスを選んだからといってエレーナ夫人が天皇陛下に敬意を払わなかったわけではないと語った。
メシェリャコフ氏はロシアのメディア「Ura.Ru」に対し、「これは完全に馬鹿げことで憶測でしかない。外交の面では特に問題はない。レモン色のドレスは日本とウクライナの関係になんら影響しない。これは宮廷のセレモニーではないのだ」とコメントした。
日本人は昭恵夫人の場違いワンピを批判
いっぽう日本では、即位礼正殿の儀に参列した安倍晋三首相の妻、 昭恵夫人のドレス姿が、ネット上で話題になり、 批判が集まっている。膨らんだ個性的な袖と、 座るとミニ丈になり足が丸見えになってしまう白のドレスは、 一応ドレスコード違反ではないといっても、目立ちすぎている。 日本のネットユーザーたちは、「場違い」「土偶ファッション」「 レディー・ガガみたい」「脇役が目立ってどうする」などと、 昭恵夫人のドレスを手厳しく批判している。