安倍氏は総理大臣官邸を出る際、記者団に対して「さきほど菅原経済産業大臣から、みずからの政治資金の問題でさまざまな報道がなされ、大切な国会審議の時間がみずからの問題に割かれる事態となってしまった。課題が山積する経済産業行政でみずからの問題で停滞があってはならないし、本意ではないとして辞任したいと申し出があり、受理した」と述べた。
また、安倍氏は「産業政策、通商政策などの重要な行政政策立案分野で一刻の停滞も遅滞も許されない。後任として梶山弘志さんにお願いすることにした」と明らかにした。
菅原一秀経済産業相は同日午前、公設秘書が選挙区の通夜で香典を渡したとの公職選挙法違反疑惑が「週刊文春」で伝えられたことなどを受け、辞表を提出した。
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