露正教会キリル総主教が2020年に訪日

ロシア正教会のキリル総主教は2020年9月に日本を訪問し、日本正教会の創始者であるニコライ大主教(聖ニコライ)列聖50周年、日本正教会の自治教会承認50周年などの記念行事を取り仕切るほか、天皇陛下や日本政府の上層部とも会見する。
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日本正教会(JAOC)は1870年から存在し、1970年、ロシア正教会に自治教会として承認された。日本正教会には東京、京都、仙台の3主教区が存在し、約60教区、40人の聖務執行者で構成されている。信者の総数は1万人と推定される。

ロシアでも、日本に正教を伝えた聖ニコライの功績が最注目されている。今年8月、聖ニコライの生誕地・トヴェリ州にある聖ニコライ教会では、記念像の除幕式が行なわれた。

近年、日本文化に詳しい東洋歴史学者のナタリア・エロフェーエワさんが、日本への正教会伝道に生涯を捧げた聖ニコライの足跡を追い、日露友好につなげるプロジェクト「聖ニコライの道:白樺から桜へ」を進めており、像の建立だけではなく、このプロジェクトの枠内で、桜の植樹や日露円卓会議なども行われている。

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