偉大なアレクサンドロス大王の死亡原因は脂質とアルコールのとりすぎ=研究者

アレクサンドロス3世の死亡原因は、脂質とアルコールのとりすぎによってすい臓が機能障害を起こし組織が破壊されたことによる。25年間の研究からギリシャのアリストテレス大学の研究者がこうした結論に達した。「グリーク・レポーター」が報じた。
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小さなマケドニアの世界の君主

アレクサンドロス大王マケドニアの国王で卓越した司令官、征服者だった。また、323年に32歳で死亡した後に崩壊した大帝国の創設者でもあった。

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アレクサンドロス大王は紀元前323年に32歳で亡くなった。定説では病死と考えられているが、しかし、死亡原因はこれまで正確には明らかにされていなかった。

研究者らが研究で補強した結果を公表したが、それによると、王の死亡原因はマラリアと腸チフス、肺炎またはウエストナイル熱だという。


痛ましい最期

1995年に開始された研究の過程で、アリストテレス大学の研究者グループは、病気の症状やマケドニア王の最期、関係するすべての入手可能な古代年代記を入念に分析した。

研究者らによれば、病気の初期の段階でアレクサンドロス大王には、消化の悪い食事ワインを頻繁に摂取した後に腹部に激しい痛みを訴えている。最初の日に高熱を発し、3日目に呼吸困難に陥る。

最後の約14日間にアレクサンドロス大王には黄疸と幻覚の症状が現れている。

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