ロシアの未成年者の2人に1人が学校内でいじめを受けた-調査

10歳から18歳までの半数以上の未成年者(52%)が学校でいじめを受けたと述べた。社会的研究データからロシアのサイト「エル・べ・カ」が発表した。
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2019年9月にアンケート調査が実施された。アンケート調査にはロシア国内52地域の10歳から18歳までの1057人が応じた。

外見と民族-主要ないじめの原因

16歳から18歳の未成年者によれば、学生の中でもっともいじめの原因として多いのは外見(43.8%)または民族(33.6%)。まず学生たちが訴えたのは、同年代からの心理的攻撃(32%)と暴行などの物理的攻撃(26.6%)だった。

学校のいじめ 脳の構造に破壊的な影響
いじめは同年齢だけではない

回答者の5分の1(19.7%)は教師からのいじめを指摘。生徒による教師のいじめは若干多かった(22%)。また、回答者の65%は学校内の雰囲気は友好的だと考えている。

いじめについて誰に話すか

いじめを受けた場合、多くは両親に話す(63%)と回答、続いて友人(29.9%)、教師(19.2%)、誰にも話さない(15.2%)となった。警察への相談は回答者のわずか0.5%だった。

いじめの犠牲となった人に対し学生たちは、両親に相談することを勧める(56.3%)、特になにもしない(24.8%)、友人に相談することを勧める(23.6%)、教師に相談することを勧める(20.2%)、やり返すことを勧める(17.1%)という結果となった。

学校内での深刻ないじめに対応している日本の専門家は、子どもの助けを求める声に学校はもっと注意を向けるべきであり、いじめ問題克服には学校と家族の間で強い連携体制をつくることが極めて大切だと語った。

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