宇野選手は、「明日、スイスに行って、 ステファン監督のもとで少し練習して、 ロシア大会に入ろうと思っています」と答えている。
スプートニクの「誰が今、一番の支えとなっているか」 との問いに宇野選手は、母親が日本から駆け付け、 支援してくれていると答えた一方で、 こういう場面で監督の支えの必要性を感じ始めた発言を見せた。
「最初は全くわからなかったのだが、数試合経験して、 断言はできないけれど、 やはり僕の弱さを一緒になって支えてくれる コーチがいたほうがいいかと思い始めました。」
宇野選手は今春、スケートを開始した5歳からついていた山田満知 子コーチと樋口美穂子コーチを離れる決意をし、 コーチを決めないままシーズンを迎えた。 夏にザギトワの師事するロシアのトゥトベリーゼ監督のもとで合宿 に参加。この際に、 本拠地をロシアに据えるかと噂がたったものの、合宿終了後、 宇野は結局メインコーチを決めないまま、 シーズンに突入していた。
監督については宇野選手は、前日のSP終了後の記者会見で、 露ノヴォゴルスクでトゥトベリーゼ監督チームの夏季合宿に参加し た経験について語っている。
宇野選手は複数の場所でトレーニングを重ね、 経験を積むことができたと評価する一方で、 その経験もすぐには結果となって現れないと語っていた。
トゥトベリーゼ監督をメインコーチに考えているかとの質問に宇野 選手は、監督についての今後のプランは明かそうとしなかった。
宇野選手は「コーチに関しては、 まだ言えないことはたくさんあるんですけど。年明けですからね」 と語っている。
宇野選手は露ノボゴルスクでエテリ・トゥトベリゼ・コーチの夏季合宿を終えた段階で、今季はメインコーチなしで大会に臨む決断を していた。
宇野選手はSPではミスが続いたため、成績が伸びず、4位に甘んじていた。
GPシリーズ2019
宇野昌磨選手 監督なしの困難を実感
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