飛行機に乗らないグレタ・トゥーンベリさん、スペイン政府に移動支援を受ける

スペインのリベラ環境保護相は2日、同国で行われる第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)に参加意欲を示したスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさん(16歳)のスペインへの移動を支援すると明らかにした。
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グレタさんはチリで行われる予定だったCOP25参加のため、ヨットで大西洋を横断して8月下旬に渡米した。しかしながら、チリ政府は10月30日、抗議デモを理由にCOP25を開催しないと発表した。開催地はスペイン・マドリードに変更された。会議は12月3~12日に行われる予定。

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これを受けて、温室効果ガスの排出が多い飛行機に乗らないグレタさんは「誤って地球を半周した」とツイッターで書き込み、支援を呼び掛けていた。


今年9月23日、トゥーンベリさんは国連気候行動サミットで発言し、各国の政治家らが彼女と彼女の同年代の若者たちから未来を奪ったと訴えた。トゥーンベリさんの発言に対し、米国のトランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領がそれぞれ応えている。

2018年8月にトゥーンベリさんが始めた自然環境汚染へのたった1人での抗議行動は、国際的な活動に発展し、世界中のたくさんの若者たちと一体となった。トゥーンベリさん自身は、ダボスでの世界経済フォーラムや欧州議会の会議に出席、ローマ法皇とも面会をしている。

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