フィギュア特集

マリア・ソツコワ選手:日本がすごく恋しい

ロシアのフィギュアスケーター、マリア・ソツコワ選手は仏グルノーブルのグランプリシリーズ第3戦に出場した。ショートとフリーの両演技を終えたソツコワ選手に、スプートニク通信は今後のプランについて、また引退の可能性、そして日本について話を聞いた。
この記事をSputnikで読む

Q:引退を考えているという報道がありましたが、それは本当でしょうか?

ソツコワ選手:「私はフィギュアスケートがとても好きで、スケートなしの自分は想像できません。でも結果には満足していないし、何かを変えなければならない、自分を再構築しなければならないことも分かっています。いずれにしても今の時期は耐え忍び、自分に打ち勝たなければなりません」

Q:ただ単に少し休んで、また新しい姿で戻ってきたいという意味では?

ソツコワ選手:「引退はしたくありません。この競技が好きですから。でも今の結果は好きではありません。人生は続くので、前を見ていきたいと思います!コーチを替えたばかりで、新しいコーチのスベトラーナ・ソコロフスカヤ先生は他分野の専門家を招くことに抵抗がありません。というわけで私にはジャンルが広い、プロチームがついてくれています。」

宇野昌磨選手 監督なしの困難を実感
ソツコワ選手は、フランスの観客の温かい応援についても触れた。「フリーでステップシークエンスの時、とても気持ちが入っていて拍手が聞こえませんでした。でも観客のパワーを感じて、そのおかげで演技を続けることができました」

しかし最も印象深いのは日本のファンだという。日本滞在中にファンから溢れんばかりのプレゼントをもらい、スーツケースを買い足すことになったという。

ソツコワ選手:「すごく日本が恋しいです。あの独特の雰囲気は他のどこにもありません。あ、でも他の国のファンは悪く思わないで欲しいのですが。どの国でも応援はとても温かいです(ロシアのファンも、他国のファンも)。でも日本はその規模がもっと大きいのです。日本ではロシア選手の人気がとてもあって、街中でも私たちに気づいてくれる。日本の人はフィギュアスケートをすごく愛してるんです。こういう感じを今、とても恋しく思っています。またその雰囲気を味わえる機会があるといいなと思います」

ソツコワ選手は今シーズンをスベトラーナ・ソコロフスカヤ新コーチの指導のもとで迎えた。仏グルノーブルの今大会でソツコワ選手はSPで失敗、最下位スタートとなった。今日のフリーも思うような演技ができなかった。冒頭のダブルアクセル+3回転ルッツ、単独の3回転ループは成功させたものの、3回転フリップと3回転ループは続けて転倒。ショートとフリーの合計得点は144.89点だった。


フィギュアスケート2019-2020シーズンGPシリーズの予定、GPシリーズに出場する最も人気のあるフィギュアスケート選手のリスト等はスプートニクの特設ページをご覧ください。

コメント