発表では、「新しい島の面積は約110ヘクタール、サイズは長さ1.9キロメートル、幅は1キロメートル。この地質学的発見がロシア国防省の測量サービスの公式承認を得た後、測量の実施と詳細な地形調査、写真撮影を行うため、新しい島に科学探検隊が向かう」ことが明らかにされた。
地質学的地図とカラ海海域の衛星写真の分析を行った際、学生らはシュミット島のゼムリャノイ岬が本島との繋がりを失っていることに気づいた。新しい島の発見を確認するため、学生たちは詳細な衛星写真を国営宇宙企業「ロスコスモス」に送付し、調査を依頼した。
モスクワ航空大学のプレスサービスは、「おそらく2つの陸地を結ぶ大地の帯が温暖化の影響により失われたのだろう。たぶん地峡は軟弱で気孔の多い岩層で、隣接した氷が活発に溶解したことで浸食された。氷から溶け出した水の流れが島と本島を結ぶ連結部を浸食したのだろう」と指摘した。
最近、地球温暖化の問題は、世界中で特に議論が活発に行われている。この間、スウェーデンの若き環境活動家で学生のグレタ・トゥーンベリさんが話題の人となった。トゥーンベリさんは温暖化問題について国連で熱心な発言を行い、将来、深刻な環境問題に直面する若い世代への裏切りと怠慢だとして世界の指導者らを非難した。